【現場のリアル】Webマーケターの新卒・第二新卒採用は狭き門?元DMM・パーソル社員が教える実態と内定を勝ち取る裏ルート

「新卒(または第二新卒)から、人気のWebマーケターとしてキャリアをスタートさせたい」

「Webマーケティングのスキルを身につけて、将来は在宅勤務やテレワークができる柔軟な働き方を手に入れたい」

就職活動や転職活動を始める中で、このようにWebマーケターを目指している20代の方は非常に多いのではないでしょうか。しかし、いざ求人サイトや就活ナビを開いてみると、『経験者募集』ばかりで新卒の枠が驚くほど少ないことに気づき、焦りを感じていませんか?

確かに、就職塾やブログなどの綺麗事とは裏腹に、Webマーケティング職の新卒・第二新卒採用はかなりの「狭き門」です。ですが、それは業界全体が冷徹だからではなく、Webマーケティングの現場ならではの「組織の構造」と「育成の難しさ」が理由にあります。ここを理解せず、ただ「興味があります!」と面接で訴えても、内定を勝ち取ることはできません。

💡 この記事の筆者について

この記事を書いている私は、大手メガベンチャー「DMM」のマーケティング部署に5年間在籍し、その後人材大手の「パーソルグループ」でもマーケティングの現場や若手のキャリアを見てきました。新卒採用における大企業の「裏事情」と、そんな厳しい環境でも未経験の20代が内定を掴み取るための現実的なアプローチを知り尽くしています。

そこで今回は、就活ナビサイトが絶対に書かないWebマーケター採用の「生々しい現実」を明かした上で、ライバルに圧倒的な差をつけて憧れのWebマーケ職へ滑り込むための「具体的な2大ルート」と「実績作りのアクション」を徹底解説します。

👇 本記事で明かすリアルな攻略法

  • 【DMMの真実】私がいた部署で5年間、新卒採用を「一切やらなかった」理由
  • なぜ育てられない?業務の「属人化」から見るマーケティング職の育成限界
  • 【パーソルの成功例】内定率を劇的に上げる「長期インターンからの昇格ルート」
  • 面接官の目の色を変える、個人でできる3つの「実務レベルの実績作り」

20代という若さは転職市場で最大の武器ですが、それを活かすには「正しい戦い方」が必要です。綺麗事抜きの本音から、あなたがマーケターとしての第一歩を踏み出すためのロードマップをお届けします。ぜひ最後まで参考にしてください!


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【現実】新卒・第二新卒のWebマーケター採用が「超・狭き門」になる3つの理由

就活サイトや転職エージェントのキラキラした紹介文を見ていると、「これからの時代はWebマーケター!未経験の新卒からでも大歓迎!」といった甘い言葉が並んでいます。しかし、現場目線の結論を言えば、新卒や第二新卒からダイレクトにWebマーケターとして採用されるのは、凄まじく狭き門です。まずは、その残酷な3つの現実からお伝えします。

① そもそも大手事業会社でも「マーケ職の新卒一括採用」はほぼやらない

多くの就活生が勘違いしがちなのが、「大企業ならマーケティング職の新卒一括採用の枠があるだろう」という思い込みです。しかし、一般的な総合職採用(入社後に適性を見て営業や総務などに配属される形)はあっても、「新卒マーケター確定採用」を行っている大手事業会社はごくわずかです。

なぜなら、大企業のマーケティング部門は、会社全体の売上を左右する重要な予算(何千万〜数億円規模)を直接動かす場所だからです。ビジネスの基本すらおぼつかない新卒にいきなり任せられる業務がほとんどないため、最初から「マーケ職単体」での新卒募集を行わない企業が大半を占めています。

② 【DMMのリアル】私が5年間在籍した部署で「新卒採用がゼロ」だった裏事情

この「新卒をマーケ職で採らない」というのは、メガベンチャーでも全く同じです。実際、私が大手事業会社であるDMMのマーケティング部署に5年間ほど所属していた間、その部署では新卒採用を「一切」行っていませんでした。

🚨 DMMの現場で起きていたリアルな採用事情

DMMのようなスピード感のあるメガベンチャーでは、新しいサービスやメディアが次々と立ち上がります。マーケティング部署に求められるのは、「今すぐ広告を回して、最速で成果を出せる即戦力」のみ。そのため、中途採用でゴリゴリの実務経験を持つプロのマーケターや、広告代理店出身者を引っ張ってくるのが当たり前の文化でした。

5年もの間、一切新卒が入ってこなかったという事実こそが、大企業のマーケティングの現場がどれほどシビアな即戦力主義で動いているか、何よりの証拠だと言えます。

③ 営業職に比べて「求人数」自体が圧倒的に少なく、経験者と枠を争うことになる

3つ目の理由は、単純な「需給のバランス」です。未経験からでも挑戦しやすい「営業職」の求人が世の中に溢れているのに対し、マーケティング職の求人数は全体のごく一部にすぎません。

しかも、そのわずかなマーケ職の採用枠には、新卒や第二新卒だけでなく、「他社で実務経験を積んできた中途の経験者マーケター」も大量に応募してきます。企業側からすれば、教えるコストがゼロで明日から成果を出してくれる経験者がいるのに、あえてイチから教えなければならない未経験の若手を採るメリットが薄いのです。

「大企業のマーケ部署は即戦力しか採らない」。この高い壁を突破するためには、なぜ大企業が新卒を育てたがらないのか、その「教育の限界」という裏事情をさらに深く知る必要があります。次章でその構造について詳しく解説します。

なぜ育てられない?Webマーケティング職ならではの「教育・育成の限界」

大企業の現場が新卒や未経験者を敬遠する背景には、「上の人間が教えるのを面倒くさがっている」といった単純な理由ではなく、Webマーケティングという職種そのものが抱える「教育の難しさ」があります。営業職と比較すると、その育成限界の構造がよく見えてきます。

営業職のように「一緒に営業先に行って背中を見せる」ができない

例えば営業職であれば、新卒の育成方法として「先輩の商談に同行する」という王道のスタイルがあります。移動中の会話、先輩が顧客と話すトーン、切り返しのトーク、提案書の出し方など、「同じ時間と空間を共有する」ことで、新卒は直感的に仕事のやり方をインプットできます。

しかし、Webマーケティングの仕事は基本的にパソコンの画面に向かって行う「静的な作業」です。数万行のデータ分析、管理画面での細かい入稿作業、SEOのキーワード選定など、すべてが個人の脳内とPC画面の中で完結します。営業のように「とりあえず横について背中を見て学べ」という教育のタイミングが構造的に取りづらいのです。

案件・プロジェクトごとのアサインになり、業務が「属人化」しやすい構造

大企業のマーケティング部署では、チーム全員で一つの目標を均等に追うというよりも、「この新規メディアはAさん」「この広告施策はBさん」というように、案件やプロジェクトごとに個人がアサインされる形が一般的です。

そのため、業務のノウハウがその担当者にしか分からない「属人化」が非常に起きやすい環境になります。それぞれが自分の担当案件の数字(KPI)を追うのに必死であるため、新卒の横にベタ付きで「1から10まで手取り足取り教える」という文化が育ちにくいのが実情です。

会社のお金(広告予算)を直接動かすため、未経験への裁量権のハードルが高い

営業職であれば、新卒のミスが「失注」という機会損失で済むケースもありますが、Webマーケター(特に広告運用)のミスは「一晩で会社の予算数百万円を溶かしてしまった」といった、ダイレクトな金銭的損害に直結します。
このリスクの高さゆえに、何のスキルも実績もない新卒に対して、現場が初期段階から思い切った裁量権(アカウントの操作権限など)を渡しにくいというジレンマもあるのです。

【図解】新卒・第二新卒がWebマーケターの内定を掴むための2大ルート

「新卒採用枠はほぼなく、現場は育てにくい環境」。ここまで厳しい現実ばかりを語ってきましたが、安心してください。こうした構造を逆手に取り、20代の若さを活かして確実にWebマーケターとしての席を勝ち取るための「2つの具体的なルート」が存在します。

🌟 【図解】20代からWebマーケターになるための必勝ロードマップ

🔥 【ルートA】長期インターン昇格

[学生向け] 現場で実績を作りそのまま社員へ
就活ナビの通常選考ではなく、大学在学中から企業のマーケティング部署に「長期インターン」として潜り込み、実務で成果を出してそのまま新卒として内定をもらう超高打率の裏ルートです。

🚀 【ルートB】広告代理店を挟む王道

[既卒・第二新卒向け] 代理店でスキルを磨きステップアップ
まずは未経験の20代でもポテンシャル採用されやすい「Web広告代理店」に新卒・第二新卒で入社。2〜3年で圧倒的な実務実績を積み上げてから、大手の事業会社へ中途転職するプランです。

【ルートA】パーソルグループで見た、最も内定打率の高い「長期インターンからの社員昇格」

現在大学生の方に、私が最も検討してほしいのがこのインターンルートです。実際、私がパーソルグループに在籍していた際に出会った新卒マーケターの方は、まさに学生時代から長期インターンとして現場に入り、そのまま社員に昇格したルートでした。

このやり方が素晴らしいのは、前述した「育てられない(属人化・教育コスト)」という大企業のジレンマを完全にクリアしている点です。学生のうちにアシスタントとして現場の雑務やデータ入力から慣れてもらい、徐々に業務を覚えてもらうため、企業側は新卒採用のタイミングで「すでに自社のツールと業務を理解している即戦力」をノーリスクで手に入れることができます。就活生にとっても、入社後のミスマッチがゼロになる最高のルートです。

【ルートB】まずは「Web広告代理店」を挟んでから大手事業会社を狙う第二新卒ルート

すでに大学を卒業している第二新卒の方や、インターン枠を逃してしまった就活生は、ルートBが鉄板です。新卒で直接DMMのような大手の事業会社を狙うのは不可能に近いですが、「Web広告代理店(特に中小〜中堅の運用型広告代理店)」であれば、20代の若さとポテンシャルを武器に未経験からでも十分に採用されます。

代理店はクライアントワークゆえに泥臭くハードな側面もありますが、数年で他の環境の何倍もの打数をこなせるため、実務スキルが爆速で身につきます。そこで作った「個人としての広告運用実績・メディア運営実績」という強力な武器を引っ提げれば、20代半ばで憧れの大手事業会社へインハウスマーケターとして華麗に転職することが可能です。

では、これらのルートを歩む際、選考(面接)の場でライバルを圧倒し、採用担当者に「この20代は他の奴らとは違う」と思わせるためには何が必要なのでしょうか?次章では、個人で今すぐできる具体的な「実績作り」のやり方を伝授します。

4. 新卒・第二新卒の就活生がライバルに圧倒的な差をつける3つの「実績」作り

Webマーケターの新卒・第二新卒採用において、面接で「御社のサービスが好きです!」「マーケティングに興味があります!」と熱意だけを伝える就活生は、残念ながら全員不採用になります。なぜなら、現場の面接官が求めているのは口先のやる気ではなく、「自分で仮説を立てて行動したことがあるか」というマーケティングの素養(ポテンシャル)だからです。

未経験の20代というハンデを跳ね返し、採用担当者の目の色を変えさせるための「今すぐ個人でできる3つの実績作り」を紹介します。

① 個人でWordPressブログを開設し、メディア運営とSEOを体感しておく

最も王道であり、かつ面接官へのウケが抜群に良いのが「個人ブログ(Webメディア)の運営」です。無料のブログサービスではなく、初期費用(月1,000円程度)を払って自分でドメインを取得し、WordPressを使ってサイトを立ち上げてください。

  • 「どんなキーワードなら検索上位を狙えるか(キーワード選定)」
  • 「読者の悩みを解決する記事の構成は何か(ライティング・構成案作成)」
  • 「どうすれば他のサイトからリンクを貼ってもらえるか(外部対策)」

これらを自分で試行錯誤し、「月間1,000PV(ページビュー)を達成した」「狙ったキーワードで検索3位に入った」といった具体的な数字を語れるようになれば、それは立派な『実務レベルの実績』です。DMMのようなメディアを多数運営するメガベンチャーの面接でも、この一次情報を持つ若手は一目置かれます。

② SNS(X・Instagram・TikTok等)を運用し、フォロワーを伸ばしたデータを持つ

もしブログを書くのが苦手なら、普段使っているSNSを「ビジネスの実験場」に変えてみましょう。ジャンル(ライフハック、ガジェット紹介、就活ノウハウなど)を一つに絞り、ターゲット層が喜ぶコンテンツを毎日投稿してフォロワーを増やす施策を行います。

面接では「趣味でSNSをやっています」ではなく、「〇〇のジャンルでアカウントを設計し、インサイト(データ分析ツール)を見ながら投稿時間やハッシュタグを改善した結果、3ヶ月でフォロワーを500人から3,000人に伸ばしました」とアピールします。データに基づいてアカウントをグロース(成長)させた経験は、そのままSNSマーケターとしての強力な実績になります。

③ 自腹で数千円のSNS広告を回し、管理画面の数字を分析した経験を作る

これは実践している人が極めて少ないため、やれば確実にライバルを出し抜ける秘密兵器です。自分のブログやSNSアカウント、あるいは紹介したいアフィリエイト商品をターゲットに向けて、Meta広告(Instagram広告)やX広告を「自腹で2,000円〜3,000円だけ」出稿してみるのです。

実際の広告管理画面を開き、予算を設定し、ターゲットの年齢や性別を絞り込み、バナー画像やキャッチコピーを作って配信する。そして、「1クリックあたり何円かかったか(CPC)」「どれくらい表示されたか(インプレッション)」の数字をレポートにまとめる。これだけで、世の中の「未経験」と名乗るライバルの100歩先を行く、圧倒的な即戦力ポテンシャルを証明できます。

騙されないで!20代が最初のキャリアで選ぶべき求人の見極め方

自分自身の実績を作りつつ、いざ新卒・第二新卒として求人を探し始める段階で、20代の若者が絶対に陥ってはいけない罠があります。あなたの貴重な最初のキャリアを守るための、正しい求人の見極め方をお伝えします。

求人票の「名ばかりマーケター(実態はテレアポ営業)」を見抜くチェックポイント

新卒や第二新卒向けの大手求人サイトを眺めていると、「未経験から始めるWebマーケティング職!初年度からリモートワーク可能!」といった非常に魅力的なキャッチコピーの求人がたくさん見つかります。しかし、これらの中には悪質な「名ばかりマーケター求人」が大量に紛れ込んでいます。

「入社してみたら、毎日100件のテレアポ(営業)をさせられるだけだった」「マーケティングの知識が全く身につかない環境だった」という悲劇を避けるために、以下の条件に当てはまる求人は警戒してください。

⚠️ 地雷求人の典型的な特徴

  • 募集要項の仕事内容に「まずは営業や店舗を経験してから…」と、マーケ部署へ行く時期が曖昧に書かれている。
  • 必須スキルも実績も完全不問なのに、なぜか大量(数十名規模)に新卒一括採用している。
  • 面接で具体的な「動かす広告予算」や「担当するツール」について質問しても、はぐらかされる。

最初の数年は「完全在宅」よりも「出社・ハイブリッド」で先輩の近くにいる方が成長できる

テレワークデイズの読者の多くはテレワークを希望していると思いますが、新卒・第二新卒の最初の2〜3年間に限っては、あえて「完全フルリモートの環境を避ける」ことを強くお勧めします。

第2章でお話しした通り、Webマーケティングは業務が非常に属人化しやすく、オンラインだけでは細かいニュアンスやノウハウを教わるのが困難です。キャリアの初期に完全フルリモートの環境に入ってしまうと、誰にも相談できずに数字が出せず、孤立して潰れてしまうリスクが非常に高くなります。

最初は「週1〜2日はオフィスに出社し、同じ空間で先輩マーケターの思考プロセスや画面の動かし方を直接盗める」というハイブリッドワークの環境を選ぶ方が、結果としてあなたのマーケターとしての成長スピードは3倍以上速くなります。

新卒・第二新卒のWeb業界に強い、本当に使うべき特化型就シス・エージェント

誰もが知っている大手総合就活サイトや、一般的な転職エージェントの担当者は、Webマーケティングの現場の仕組み(代理店と事業会社のパワーバランスなど)を詳しく理解していません。そのため、平気で上記の「地雷営業求人」をマーケティング職として勧めてきたりします。

本物のWeb広告運用やメディア運営の実務が積める環境を探すには、IT・Web業界の職種に完全に特化したエージェントや、長期インターン専門の募集サイトを活用してください。プロの目線で「この会社はちゃんと若手をマーケターとして育ててくれる環境か」を見極めてもらうのが、最も確実で安全な選択です。


まとめ:20代の若さは最大の武器。「実績」を作って憧れのWebマーケターへ

Webマーケターの新卒・第二新卒採用は、一般的な就活サイトが謳うほど甘い世界ではなく、現実には即戦力主義が渦巻く非常にシビアで狭き門です。最後に、今回の重要なポイントを振り返りましょう。

🏁 新卒・第二新卒からWebマーケターになるための鉄則

  • DMMのような大手事業会社の現場は、業務の属人化や教育コストの観点から新卒一括採用には極めて消極的である。
  • 学生なら「長期インターンからの昇格(パーソルでの成功ルート)」既卒・第二新卒なら「まずはWeb広告代理店で修行」という現実的なルートを選ぶ。
  • 面接で熱意を語るだけでなく、個人ブログの運営、SNSのグロース、少額のSNS広告運用などで「自分で手を動かした実績」を必ず提示する。
  • キャリア初期の20代は、孤立を防ぎ爆速でスキルを盗むために、完全フルリモートよりも出社と在宅を組み合わせた「ハイブリッドワーク」の環境が望ましい。

Webマーケターという職種は、一度しっかりとした実務スキルを身につけてしまえば、将来的に在宅勤務(テレワーク)をベースにした柔軟な働き方や、高い市場価値、フリーランス独立など、圧倒的な自由を手に入れられる素晴らしい仕事です。

新卒の採用枠が少ないからと諦める必要は全くありません。企業が育ててくれないのであれば、WordPressブログを立ち上げるなどして、今日から「自分で自分を育てる」アクションを起こせばいいのです。その主体的な行動力こそが、面接官が何よりも求めているマーケターのポテンシャルそのものです。

20代という「若さ」と「失敗してもいくらでもやり直せる時間」は、転職・就活市場における最大の資産です。正しい戦略を引っ提げて、憧れのWebマーケティング業界へ自信を持って一歩を踏み出してみてください。

あなたの挑戦と、これからの素晴らしいキャリアのスタートを心から応援しています!

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